Agri Managerとクラウドソリューション
通信インフラの整備とローコストモデルへの期待に関する考察
(CHCペーパー Vol. 8)
要旨
農業を対象としたICTを活用ソリューションは数多い。その広がりは大規模農業法人から、家族経営の農家にまで広がっている。農業向けICTソリューションの中でも、スマホやタブレットを活用したアプリケーションの利用においては、何よりも通信インフラの整備という大前提がある。山間地の圃場では、通信キャリアによっては電波状況の問題からインターネットへの接続が不安定な地域もある。こうした環境においては、ICTソリューション、とりわけクラウド型のモデルを使用する際のギャップが存在する。
Key words
Agri Manager, ICT, AI, センサー, 圃場管理, IoT(Internet of Things)、ソリューション、高齢化、スマートフォン、通信キャリア、電波状況、クラウド型
Reference
ITと熟練農家の技で稼ぐ AI農業(神成淳司著、日系BP社)
IoTが拓く次世代農業 アグリカルチャー4.0の時代(三輪泰史・井熊均・木通秀樹著、日刊工業新聞社)
60分でわかるITビジネス最前線(ITビジネス研究会、技術評論社)
60分でわかるIoTビジネス最前線(ITビジネス研究会、技術評論社)
(注) Agri Managerについて
農業経営支援のアプリケーションソフトウェアである「アグリマネージャー(Agri Manager)」は2014年に株式会社クリエイティブハウスコーポレーションによりリリースされた。情報共有可能なユーザ数は5,000名であるため、主として中小規模の組織を対象としたERP(基幹)システムというポジショニングで製品化されている。